遺産を未分割のままにした問題の先送り

遺産を未分割のままにした問題の先送り

大阪の小倉公認会計士・税理士事務所が、遺産分割の失敗事例をご紹介します。本事例のポイントは「遺産を未分割のままにした問題の先送り」。遺産を分割しないまま相続をするとどのようなことが起こるのか。ぜひご参考にしてください。

父が残した莫大な財産の相続について――相談者 福田甚六さん

福田甚六さんの父親は、莫大な財産を残して平成11年3月に他界しました。同年12月に遺産の一部を分割しましたが、ほとんどが未分割。そのまま翌12年1月、相続税申告書を提出しましたが、翌13年10月に税務調査が入り、結果14年1月に一部分割協議を経て相続税の修正申告をすることに。しかし、遺産分割に関しては3年間、何の進展もありません。それには甚六さんの兄弟間の争いが大きな原因となっていました。

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弟の拓実さんと妹の涼子さんは仲がよかったのですが、2人とも甚六さんとは考えが合わず、幼少期からけんかばかりしていました。その関係は成人してからも変わらず、今回の相続に関するコミュニケーションもほぼゼロ。すべて弁護士の仲介による文書や内容証明郵便で協議を行っていました。

二次相続対策を打たないままの母親の他界

平成17年1月、甚六さんは土地活用を考え、未分割の遺産をまとめることを決意。新たに依頼した顧問税理士のアドバイスのもと、兄弟ともコミュニケーションをとって話し合いを進めていきました。しかしその矢先、父の死から認知症が進行していた母が他界。当然、相続対策については何の手も打っていませんでした。

7年間の相続争いで何を得たのか?

平成17年11月、土地評価等財産目録が完成。顧問税理士は、分割について各兄弟の希望をヒアリングして調整を開始しました。しかし、拓実さんと涼子さんの長年にわたる甚六さんに対するマイナス感情から、分割協議は難航。翌年6月になり、母親の相続税の申告書を提出し、同じ日に、父親の遺産分割協議書押印、相続税修正申告書、相続税の更正の請求書もようやく提出という運びになりました。

兄弟間の相続争いは約7年。土地活用がまったく進まなかった。

なお、長年の相続争いの末、遺産分割後に二男の拓実さんが倒れ、そのまま入院生活へ。もめにもめた結果、多くの土地を相続しても、まったく有効活用できない状況に陥ってしまったのです。

今回の失敗事例のまとめ

遺産を未分割のままにしておくとのリスクと影響を理解しよう。目の前にある問題は先送りせず、早めに手を打つことが大事。

 

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