事業承継に伴う遺産分割の難しさ

事業承継に伴う遺産分割の難しさ

大阪の小倉公認会計士・税理士事務所が、遺産分割の失敗事例をご紹介します。本事例のポイントは「事業承継に伴う遺産分割の難しさ」。被相続人が事業を営んでいた場合、後継者さえ決まれば安泰というわけにはいかないことがほとんど。株や土地の相続によって、事態が複雑化してしまうことがあるのです。ぜひご参考にしてください。

夫が残した事業を守りながらの遺産分割――相談者 大庭千代子さん

株式会社大庭商事は、大庭玄蔵さんが創業した食品問屋。しかし仕事一筋に走り続けてきた玄蔵さんが心筋梗塞で帰らぬ人に。大庭家の相続がスタートしました。相続人は妻の千代子さん、2人の姉妹と長女の夫・和夫さん。和夫さんは玄蔵さん・千代子さん夫妻と養子縁組をしていました。それまでは円満な家庭を築いていたものの、多額の相続財産があること、事業承継の問題がからんでいることから、遺産分割はもめにもめたのです。

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遺産分割の指導にあたったのは当時の大庭商事の顧問税理士。中継ぎという意味で、2代目社長には千代子さんが就任。後に承継することから、和夫さんに会社の株の60%と本社の底地を相続させることになりました。そして、その代償として残りの財産はほとんど千代子さんが相続することになり、結果、課税財産額の割合は和夫さんと千代子さんが1対4となりました。

「土地」「株」「第三者割当増資」の泥沼ゲーム

その後ほどなくして実施された大庭商事の臨時株主総会では、60%の株式を持つ大株主の和夫さんが議決権を行使して、千代子社長を解任。自身が3代目社長の座に就いたのです。ところがそれからというもの、どんどんと会社の業績が悪化。経営危機に陥ったため、臨時取締役会で和夫社長は解任され、千代子さんが再び社長に就任しました。

和夫さんは株主総会があるたびに大株主のポジションを利用して無理難題を強要。

持ち株比率がダウンした和夫さんは、その後一切株主総会に顔を出さなくなりましたが、もちろんこれで一件落着とはいきませんでした。地代の値上げ交渉は幾度となく切り出され、トラブル対応続きで会社の経営は不安定になる一方のようです。

今回の失敗事例のまとめ

事業承継を伴う遺産分割は、金額だけではなく内容が大切

 

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